新電力の電気料金はどれくらいお得?
北海道では新電力が導入されたことにより、電気料金が安く提供されているサービスを利用できます。しかし、一口に新電力といってもどれくらいお得なのかわからない場合もあるでしょう。今回は、新電力と以前の電力との違いと価格を通して説明します。なぜお得かということにも触れていきます。新電力選びで迷った時の参考にしてみてください。
北海道電力との違いはどのくらい?
北海道の住民は以前、北海道電力しか電力サービスとして利用できませんでした。しかし、電力の自由化によって選択肢が大幅に増えました。サービスが増えたことで他のサービスに負けない魅力を持ったサービスが増えています。結果として全体の電力の価格が減少しています。
まず、一口に電力といっても、使用する人数に応じて価格が変化するといえます。たとえば、使用人数1人の場合と4人の場合とでは、金額に差が出てくるでしょう。電力の使用ワット数が変動することで、金額にも影響するからです。さらに、電力会社によっては、一人暮らしで最適な場合と家族で利用する場合に最適な場合もあります。そのため、一定時間の使用ワット数だけでは、安い電力は選ぶことができないでしょう。
家族で使用をする場合には、家族向けのプランでお得になるサービスを利用するとよいでしょう。その他にも、携帯電話会社が提供する電力サービスでは、携帯電話とセットで契約するとお得になる場合や電子マネーが貯まるなどの用途に合わせた特典があります。余分なものを極力減らしたい場合には、新電力でも電力のみに焦点を当てましょう。その他にも、特定の場合に当てはまると安くなるケースがあるので、実生活でよく使用しているサービスと合わせて契約できる物があるならば、なるべく合わせて契約をすることをおすすめします。
世帯の人数ではどれくらいの電気料金?
3人以上で新電力を利用する場合として、「従量電灯B」の場合を考えてみましょう。今回は、50アンペアの場合で設定しています。お湯沸かして貯めて置く機械を夜間に使用しないという条件の場合には、春と秋で月間電気代が16,000円です。夏と冬は少々使用量が多くなることが予想できるので、17,000円程度が相場です。一年間の料金は184,000円程になっています。このような大手電力の結果に対して、新電力は、145,000円程となっています。
なぜこれほどの差が出てしまうかというと、基本料金と従量料金が共に10,000円安くなっているからです。また、184,000円になるには、まだ20,000円オフにする必要があります。この場合には、キャッシュバックキャンペーンを利用した場合を想定しているので、それで20,000円値引きしています。
では、2人以上世帯の場合はどうでしょうか。同じくシミュレーションをしてみると、春と秋で13,000円、夏と冬も13,000円です。この場合は大手電力ですが、新電力を使用することで、同じく10,000円程の使用料金を安くできます。サービスによってキャッシュバックをする場合だけではなく、ギフトカードが贈呈される場合もあります。最終的には、価格を安くすることにつながるので、おすすめできるといえます。
新電力を利用しなくてよい場合はある?
格安電力サービスを利用することで得られる利点は、なんといっても基本料金が安くなるということです。とくに、従量電力についても安くなっていうような場合には、新電力に移行したほうが圧倒的に安くなるといえるでしょう。
そのことに付け加えてさらに、キャッシュバックなどの特典がついてきています。なぜそのような値引きがされるのでしょうか。実はそのような場合には、北海道電力から乗り換えた場合に適応するということが前提になっています。つまり、乗り換えで初めて新電力を利用するというような場合には、さらにおすすめということができます。
これらの特典よりもさらに電気使用料金を下げたいという場合には、家族で使用する場合に最適なプランを選択することをおすすめします。さらに、新電力では大手と比べて、年間で30,000円ほどの安いプランを使用できます。これが一年だけでなく数年間続けると、長期的に考えるとさらにお得に使用ができるということです。
また親が契約をしていたプランを子どもが引き継ぐことができます。そのため、安くなり続けていたプランをさらに安くすることを可能にします。電気料金はできるだけ安いプランをずっと続けていきたいと考えているような場合には、このような引き継ぎプランを使用するとよいでしょう。それ以外でも、大手にはないような独特のプランがあるので、自分の場合に当てはまるか確かめてみるのがおすすめです。
いかがでしたか、新電力のメリットについておわかり頂けたでしょうか。新電力サービスの利用をする場合のメリットは、乗り換えと一年間における使用料金の安さです。契約を継続すればするほど大手電力との差は開いていくので、新電力を考えている際には、頭に入れてきましょう。